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谷繁元信

略歴

  • 1989年ドラフト1位。

  • プロ入り数年はリードが未熟で、投手陣の信頼も得られず苦しんだ。

  • 大矢バッテリーコーチ(のち監督)に徹底的に、かつ我慢強く鍛えられ一流の捕手に成長。しかし脂の乗り切った時期に中日へ移籍。横浜には痛い流出となる。

Pitching Lead

投手が投げられる球種でも、不安定な球種は全く要求しないのが特徴。特に若手投手にとっては「谷繁さんにサインを出してもらえるか否か」が、使えるボールかどうかの判断材料にもなっているらしい。全体的には攻めのリードと守りのリードのバランス型で、大怪我防止の為に外一辺倒の配球をしたかと思えば、ズバっと内角を要求したりもする。
ムラっ気を感じる性格とは裏腹に、実は相手打者を研究し尽くしている捕手。相手の嫌がるところ、苦手ゾーンに何球も同じ球種を続けさせたりと徹底的に穴を突く。よって相手打者に簡単に配球を読まれてしまい痛打される場面も目立つが(これが解説陣に酷評される格好の材料になってしまう場面も)、トータルで考えれば抑えている方が圧倒的に多い。古田が衰えを見せた今、球界最高レベルの捕手。

Average

捕手らしく、相手の配球を読んでの打撃が主体。読みが外れるとワンバウンドや完全なボール球でも豪快に空振りをする(読み通りの球種が完全誘い球で来た場合も然り)。全体的にムラっ気が多く、ダメな時はサッパリダメ。近年、衰えからか速球に対して振り遅れての空振りも目立ち始めた。しかし意外に右打ちやバントなどの小技は巧みで、エンドランや送りバントを難なく決めたりもする。

Power

パンチ力は高いが、やはりやや衰えが見られる。それでもスピードの無いストレートや、棒球と化した変化球などが来ると目の覚めるような打球を飛ばすことも。

Speed

持病の腰痛などの影響からか、打撃では内野ゴロ、守備ではパスボール・ワイルドピッチの場面などで全力で走らない姿が目に付く。怠慢プレイにも映るが、思ったよりも体に対するダメージは蓄積されているようで、首脳陣からも黙認されている様子。

Fielding

年々成長を見せたキャッチング技術は円熟味を増している。捕手に必要な技術は全て高レベルでまとまっており、穴らしい穴は感じない。ただ、ランナーのいない場面や、振り逃げの無い場面でのワイルドピッチはあまり無理をして捕球しない。この辺りがムラっ気を感じさせる要因のひとつか。

Throwing

強肩は健在で、若い頃と比べても衰えを感じない。コントロールも抜群。キャッチングから送球にうつる動作も速く、相手スチールなどではボールを握りなおす場面をほとんど見ない。

Total

ベテランから大ベテランの域に入り、打撃面ではかなり衰えを感じるようになってきたのは確か。体力的に休息日も必要になってきた。しかし守備面、リード面ではまだまだ他の追随を許さない。若い投手も多いチームの台所を大きな柱で支えているのは谷繁で間違いない。
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