プロ野球選手のスカウティングレポを独断で作成(公開に向けテスト中)
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李炳圭
略歴
- 韓国プロ野球通算打率3割をオーバーを記録。
- 全盛期は3割30本30盗塁(1999年)を記録する強打者であった。
- WBCでは韓国代表のトップバッターとして活躍。
Average
前評判は「穴のない巧打者」という触れ込み。しかし韓国時代から”悪球打ち”で有名であり、一抹の不安があったが、予想は悪い方に当たってしまった。ストライクゾーンからボールゾーンへ変化するいわゆる「誘い球」に滅法弱く、一昔前のメジャー譲りな「パワーピッチング」スタイルの韓国野球とはスタイルが違いすぎた。打撃フォームもボールを待ち切れずに突っ込む事が多く、スイングも始動が速すぎたり遅すぎたりと不安定。空振り、三振も多く、打撃全般に抜本的な改善が欲しい。しかし、バットコントロールには一芸を感じ、ごくまれに野手の間へ上手く落とす場面も。犠打は経験がないのか、全く技術が無く苦手そうだが、走り出しながらのセーフティーバントはなんだか上手い。Power
時折鋭い打球を飛ばすところ、逆方向への打球が伸びるところなどを見ると、それなりにパワーは感じる。後はバットに上手くボールを乗せる技術を掴めば中距離打者としての素質はありそう。しかしながら、ボールの軌道にバットを何とか合わせている形を繰り返しているようではパワーは生かせない。今の形では「出合い頭の一発」程度しか望めない。日本の投手の球種の多さ、落ちる球の多さに戸惑っているようなので、早く慣れて欲しいところ。Speed
本来俊足だったようだが、2003年に左膝を負傷。その後、かなり走力は落ちたとの事。来日後の走塁を見ていると決して遅くはないのだろうが(事実、内野安打は多い方)、あまりトップスピードでの走塁を見ず、膝への負担を嫌がっている感じも受ける。盗塁もゼロ。塁上でのリードも狭い。Fielding
打つ方は水ものであり、ある程度苦しむという予想もあったのだが、完全に評判倒れだったのが守備面。打球への反応・一歩目が遅い。打球が上がると、ある程度目測を見極めてからスタートする癖がある為、守備範囲が狭まっている。また、ショートバウンド捕球が苦手であり、これが原因なのか自分の前に際どく飛んだライナー性の打球を突っ込まずに待ってしまうきらいがある。グラブさばきも逆手になったりと悪癖がついている様子(※首脳陣からの指導があったのか、07後半は守備全般に若干の改善が見られる)。Throwing
決して弱肩というわけではなさそうだが、チャージが弱く、上半身だけで投げている場面が多く、緩い送球が目立つ。ここら辺は守備意識の問題なのか、それとも膝への負担を避けているのか。Total
苦しんでる一年目。打撃面ではとにかく早く日本野球に慣れる事。ポテンシャルを感じないわけではないので、後はどこまで対応力があるのか。守備・走塁面では常に全力プレーを心がける意識改革を。”無理をして故障・離脱する事”を避ける事が望まれていた韓国での主力時代と今とでは立場も環境も違う。PR
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