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荒木雅博

略歴

  • 95年オフのドラフトではずれはずれ1位指名(福留・原を抽選で外した上での指名)。

  • Average

    思い切りの良いバッティングで、早いカウントから振っていく。四球も少なく、打率の割に出塁率は低い。大きく目立つ得意ゾーンや苦手ゾーンが無く、なかなか読み切れない不思議な選手。解説陣などは井端と重ねて「アライバは器用で何でもできるから厄介」と話すことが多いが、荒木自体はむしろ不器用な印象。右打ちや進塁打、ファールでのカット、送りバントといった技術の必要なプレイは基本的に苦手(07年やや改善されつつあるか)。合う投手(しかしこれも特定の投手というわけではなく日によって変わる)にはとことん合い安打を量産するが、合わない場合は相手の失投を簡単にポップフライを打ち上げてしまったりという不思議な打撃。

    Power

    ジャストミートし、良い角度で上がった打球も外野の頭を超える前に失速する事が多く、非力さは否めない。スイングも波打つ事があり、長打はあまり期待できない。それ故、俊足を活かす為にも「転がす」事が大切だと思われるが、案外打ち上げる打球が多い。

    Speed

    荒木最大の魅力はスピード。トップスピードに入るのはやや遅い印象だが、最終ギアに入った場合のスピードは屈指。盗塁の際には思いきりも良く、走塁センスは高い。ランナーに出ただけで相手バッテリーは警戒から直球系の配球が増える為、次打者へのアシストも抜群。

    Fielding

    打球への反応が素晴らしく、とんでもない守備範囲の広さを誇る。グラブさばきも上手い。ただ、メンタル面の脆さからか、大事な場面で凡ミスをしたりする。ここらへんがあと一歩で一流のセカンドになりきれない残念なところ。

    Throwing

    近距離の送球イップスの経験があり、スローイングはやや不安定。簡単なプレーで悪送球を披露する事も。しかし難しい態勢から素晴らしい送球をする事もあり、やはりメンタル面から来る送球難と思われる。

    Total

    やや送球面に不安はあるものの、守備面での貢献度は素晴らしい。現状で一塁手の守備範囲が狭く、それをカバーして余りある働き。打撃面では不器用さが目立つ。改善に向けて必死に取り組んではいるようだが、結果として「思い切りの良さを失ってしまう」と頓挫する事が多い。しかし、これを乗り切らなければこれ以上の選手にはなれない。是非、バットコントロールやバント等、テクニックを身につけて欲しい。これが可能になればとんでもない選手になれるはず。
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